

1分腕立て伏せ|60 SECONDS PUSH UP
60秒で、何回できる?
30秒なら、勢いで押し切れる。
3分なら、持久力とペース配分が勝負になる。
その中間にある60秒は、速さだけでも、我慢だけでも勝てません。
前半で回数を積み上げながら、疲労が大きくなる後半でも、胸の深さ、肘の伸び、体幹ライン、反復速度を残す。
PUSH-UP THE HEROが設計する「1 MINUTE PUSH UP」は、スピードと筋持久力の境界を競う60秒間のプッシュアップ競技です。
同じ60秒でも、可動域によって勝負は変わります。
FULL RANGEで80回を狙うのか。
HALF RANGEで100回を狙うのか。
まず、自分が挑む60秒を選んでください。
60秒は、30秒の倍ではない。
30秒の記録をそのまま2倍すれば、60秒の記録になる。
実際には、そう簡単ではありません。
60秒では競技の途中で身体の状態が変わります。
序盤は速い。
中盤から一回が重くなる。
後半になるほど、胸が浅くなる、肘の伸びが甘くなる、体幹が崩れる、テンポが落ちる。
そして最後の15秒で、それまで隠れていた弱点が一気に表れます。
つまり60秒で問われるのは、最高速度だけではありません。
POWER|最初の一回を強く押す力
REP SPEED|一回を高速で完結させる能力
SPEED ENDURANCE|高速反復を維持する能力
PACE CONTROL|60秒全体へ出力を配分する能力
FORM RETENTION|疲れてからも有効な一回を残す能力
この5つを、60秒間つなげる競技です。
詳しい時間別競技の違いは、腕立て伏せは秒数で変わる|30秒・60秒・180秒の勝ち方でも解説しています。


2つの公式ディビジョン
PUSH-UP THE HEROでは、60秒競技を可動域の異なる2つのディビジョンとして扱います。
ULTIMATE DIVISION|FULL RANGE 100%
競技目標|80回
必要平均ペース|0.75秒/1回
胸を床上約1cmの規定位置まで下ろし、トップでは肘を完全に伸ばす。
最大可動域を60秒間維持しながら、高速で有効レップを積み重ねる最上位ディビジョンです。
一回の移動距離が大きいため、単純な高速反復だけでは記録は伸びません。
下降。
最下点。
切り返し。
押し上げ。
完全伸展。
次の下降。
このサイクル全体を短縮しながら、深さもフォームも削らないことが求められます。
80回なら平均0.75秒に1回。
Z-Class|80回|平均0.750秒/回
S-Class|75回|平均0.800秒/回
A-Class|70回|平均約0.857秒/回
B-Class|65回|平均約0.923秒/回
C-Class|60回|平均1.000秒/回
D-Class|55回|平均約1.091秒/回
E-Class|50回|平均1.200秒/回
PUSH-UP THE HEROでは、この60秒80回をFULL RANGEの象徴的なチャレンジラインに設定しています。
これは一般人口の平均値や国際統一世界記録を意味する数字ではありません。
同一のPUSH-UP THE HERO競技条件で挑むための目標値です。
SPEED-ENDURANCE DIVISION|HALF RANGE 50%
競技目標|100回
必要平均ペース|0.60秒/1回
胸を床上約10cmの規定位置まで下ろし、トップでは完全伸展するハーフレンジ競技です。
FULL RANGEより一回の移動距離が短くなるため、反復速度はさらに上がります。
しかし60秒100回なら、平均0.60秒に1回。
Z-Class|100回|平均0.600秒/回
S-Class|95回|平均約0.632秒/回
A-Class|90回|平均約0.667秒/回
B-Class|85回|平均約0.706秒/回
C-Class|80回|平均0.750秒/回
D-Class|75回|平均0.800秒/回
E-Class|70回|平均約0.857秒/回
30秒だけ速ければいいのではありません。
高速反復を60秒まで持続しなければ100回には届きません。
一回の距離を規定したうえで、
速く下ろす。
正確に切り返す。
完全伸展する。
次の反復へ移る。
この動きを60秒間繰り返す。
HALF RANGEでは、最大可動域よりも高速反復能力とスピード持久力がより強く前面へ出ます。
FULL RANGE 80回とHALF RANGE 100回は、比較しない。
80回より100回の方が強い。
数字だけを見れば、そう見えます。
しかし、可動域が違います。
一回の移動距離が違います。
必要な出力も、最適なテンポも違います。
したがって、FULL RANGE 80回とHALF RANGE 100回を同じランキングで比較する事はできません。
大切なのは、
何回できたか。だけではなく、
どのルールで何回できたか。
PUSH-UP THE HEROでは、可動域の異なる記録を別ディビジョンとして管理します。
より広いフォーム・判定思想は、腕立て伏せ世界基準センターをご確認ください。


60秒の本当の敵は「失速」である。
60秒の記録を詳しく見ると、TOTAL REPSだけでは分からないことがあります。
前半30秒で何回積めたのか。
後半30秒で何回残せたのか。
最後の15秒でどこまで速度を維持できたのか。
同じ80回でも、
40+40。
47+33。
50+30。
では競技内容が違います。
そこで、60秒を4つの15秒区間に分解します。
0–15 SEC|ACCELERATION
スタートから速度を作る。
16–30 SEC|BUILD
速さを回数へ変える。
31–45 SEC|RESIST
疲労の中でフォームと速度を守る。
46–60 SEC|FINISH
崩れ始めた身体を最後までコントロールする。
総回数だけでは見えない「どこで失速したか」を知ることが、60秒攻略の第一歩です。
60-SECOND SPLIT LAB|あなたの失速区間を解析する
60秒の自己記録があるなら、TOTAL REPSだけで終わらせないでください。
15秒ごとの回数を入力すると、前半と後半の差、最後まで残せた速度、80回・100回までの距離を解析できます。
結果が高い、低いだけではありません。
最初の15秒だけが突出しているなら、問題は最高速度ではなく持続力かもしれません。
45秒以降だけ急激に落ちるなら、FINISH区間が改善ポイントになります。
反対に前半を抑えすぎているなら、まだ使える速度を残したまま60秒を終えている可能性があります。
60秒は「何回できたか」と同時に、
どの15秒で、その記録を失ったのか。
を見る競技です。
※SPLIT LABはトレーニング分析用の独自指標です。入力結果が公式記録として認定・ランキング登録されるものではありません。


有効な1回を60秒積み重ねる。
速ければ何でも1回になるわけではありません。
PUSH-UP THE HEROの公式競技では、競技ごとの可動域に加え、
胸が規定位置へ到達する。
トップで肘を完全に伸ばす。
頭から足先まで身体のラインを維持する。
規定された手位置を守る。
規定された足位置を守る。
という共通基準を土台にします。
機械に表示された数字は、条件によっては暫定カウントです。
公式記録では、必要に応じて機械判定、審判、映像確認を組み合わせて有効回数を確定します。
詳細は腕立て伏せ公式競技ルールをご確認ください。
1分腕立て伏せは何回できればすごい?
この質問に、条件を無視した一つの答えはありません。
胸をどこまで下ろすのか。
肘を完全に伸ばすのか。
足幅は自由なのか。
途中休憩は認められるのか。
測定方法は何か。
これだけで回数は変わります。
だからPUSH-UP THE HEROでは、「一般的な1分平均」と競技記録を混同しません。
このページで使用する80回と100回は、
FULL RANGE 100%|80回
HALF RANGE 50%|100回
という、それぞれ異なる競技条件の目標です。
一般的な回数を年代・性別・フォーム品質など別角度から確認したい場合は、押す力偏差値 PUSH SCOREを利用できます。


筋肉番付から、次の60秒へ。
高速腕立て伏せをエンターテインメントへ変えた競技の歴史には、『筋肉番付』『スポーツマンNo.1決定戦』などで知られたクイックマッスルがあります。
PUSH-UP THE HEROは、その競技をそのまま再現するのではありません。
顎ではなく胸。
曖昧な伸展ではなくロックアウト。
可動域を明示する。
体幹ラインを見る。
記録条件を残す。
高速腕立て伏せの面白さを引き継ぎながら、比較可能な現代の競技へ進化させます。
自己記録から、証明できる60秒へ。
自宅で測った60秒記録は、自分の成長を知るための大切な記録です。
しかし、それを他の挑戦者と比較できる公式記録へ進めるには、同じルールと判定条件が必要です。
まず競技ルールを知る。
必要ならフォームと能力を測定する。
同一条件で記録へ挑む。
そして認定された記録をランキングへ残す。
フォームや失速原因を詳しく確認したい場合は、PUSH-UP THE HERO TESTING LAB。
記録を第三者が確認できる形へ進めたい場合は、PUSH-UP THE REAL|腕立て伏せ公式記録認定。
現在の記録を確認するなら、60秒腕立て伏せ公式ランキングへ進んでください。


60秒を、更新する。
最初の15秒だけでは勝てない。
最後の15秒だけでも勝てない。
60秒すべてを使って、
速く。
深く。
正確に。
そして最後まで押し切る。
FULL RANGE 80。
HALF RANGE 100。
次に60秒の基準を書き換えるのは、誰か。
記録そのものを伸ばしたい方は、腕立て伏せ専門パーソナルトレーニングもご覧ください。
