Ploom TECH+出演|煙の輪と光で魅せるベイプトリックが生むブランド映像世界観
- 賀出泰崇|超人プロ

- 2025年7月20日
- 読了時間: 11分
更新日:1 日前
煙そのものには形がありません。
数秒で生まれ、広がり、崩れ、消えていく。
だからこそ、光、身体、カメラを組み合わせることで、一瞬しか存在しない強烈な映像表現へ変えることができます。
2019年12月、Ploom公式Instagramで限定公開された「Ploom TECH+ Promotion Movie」に、超人プロのベイプトリックパフォーマーLassoggyが出演しました。
当時、超人プロが「煙を操る魔術師」と紹介していたLassoggyが、大型リングをはじめとするベイプトリックを披露。カラーライト、ブラックライト、レーザーを組み合わせ、煙が宇宙空間に浮かんでいるような幻想的な映像を作り上げました。
この記事は、その出演歴を超人プロの歴史として残すためのアーカイブであると同時に、パフォーマーの特殊技能をブランドムービー、CM、Web動画、SNS広告へどう変換するかを考える映像演出の記事です。
なお、本記事は2019年当時の出演実績と広告・映像表現を扱うものであり、喫煙やたばこ製品の使用を推奨するものではありません。年齢制限のある商材を扱う広告・撮影では、現行法令、媒体規定、クライアント側のガイドラインを前提に企画する必要があります。

🎬 2019年12月|Ploom TECH+ Promotion MovieにLassoggy出演
出演者:ベイプトリック超人 Lassoggy
作品:Ploom TECH+ Promotion Movie
掲載期間:2019年12月5日~12月6日
掲載媒体:Ploom公式Instagramアカウント
当時の映像は、Ploom公式Instagramをフォローしたユーザー向けに限定公開されたプロモーションコンテンツでした。
記事公開日は2019年12月13日。
映像で大きな特徴となっていたのが、Lassoggyが生み出す煙とライティングの融合です。
大型のリング。
複数の煙。
滑らかな軌道。
形が崩れる直前の瞬間。
そこへカラーライト、ブラックライト、レーザーを当てることで、白い煙を単なる現象ではなく「光を受け止める立体物」のように見せています。
ステージパフォーマンスをそのまま記録した映像ではありません。
ベイプトリックという身体技術を、撮影と照明によって映像作品へ変換した出演でした。
この実績を含む超人プロのテレビ、CM、Web動画、イベント等の歩みは、超人プロ出演・キャスティング実績にまとめています。

🌌 ベイプトリックが映像で強い理由は「煙の形が毎秒変わる」こと
ベイプトリックには、通常のジャグリングとは異なる映像特性があります。
ボールやスティックのように固定された物体を扱うのではありません。
煙は生まれた瞬間から変形します。
リングが広がる。
別の煙と重なる。
輪郭が薄くなる。
光を受けて色が変わる。
最後には消える。
つまり、一つのトリックの中に「誕生→変化→消失」という時間があります。
この性質は映像と非常に相性が良い。
カメラ位置やフレームレート、背景、照明を変えるだけでも見え方が大きく変わります。
特に暗い背景と方向性のある光を組み合わせると、煙の輪郭だけが浮かび上がります。
真正面から撮れば幾何学的なリング。
斜めから撮れば立体的な軌道。
接写すれば煙の質感。
引けば演者の身体と空間の関係。
一つのパフォーマンスから複数の画を作れるのが強みです。
💡 煙を主役にするなら「光」は背景ではなく共演者になる
この出演記録から現在の映像制作へ残せる重要な考え方が、光の扱いです。
煙だけでは白やグレーを中心とした柔らかな表現になります。
しかし光が加わると、煙が色を持ち始めます。
カラーライトならブランドカラーへ寄せられる。
ブラックライトなら暗闇の中に異質な存在感を作れる。
レーザーなら直線と煙の曲線を対比できる。
逆光なら輪郭を強調できる。
重要なのは「派手な照明を増やすこと」ではありません。
何を最も見せたいのかによって、光の役割を限定することです。
煙を見せたいなら、演者へ強い照明を当てすぎない。
手の動きを見せたいなら、煙だけが明るくならないようにする。
ブランドカラーを見せたいなら、何色も混ぜず主役色を決める。
PERFORMANCE × LIGHT × CAMERA
この三つを別々に考えず、一つの画として設計します。
🎥 プロモーション動画は「一番難しい技」より「一番強い画」を選ぶ
パフォーマー映像を制作するとき、最高難度の技を撮れば最高の映像になるとは限りません。
広告映像では、
一瞬で意味が分かるか。
商品やブランドと同時に映せるか。
何度か撮影できるか。
横画面でも縦画面でも成立するか。
静止画へ切り出しても強いか。
この条件が重要です。
例えば巨大な煙のリングは、技術的な難易度だけでなく「形が一瞬で理解できる」という強みがあります。
スマートフォンの小さな画面でも分かる。
静止画でも輪郭が残る。
スローモーションでも面白い。
複数のリングを重ねれば構図を変えられる。
撮影用パフォーマンスでは、こうした映像への変換性能を見極めます。
現在の超人プロでは、筋肉、超人、スゴ技・神業パフォーマーをCM、Web動画、ブランド
ムービー、SNS企画へ提案するヒーローキャスティングを展開しています。
単に「珍しい技ができる人」を探すのではなく、完成映像で何を見せたいのかから出演者を考えます。

⚡ 「動」と「静」を組み合わせると映像に呼吸が生まれる
現在のこの記事で残しておきたいもう一つのテーマが、動と静の対比です。
特殊技能の映像を最初から最後まで高速編集にすると、強いカットが連続する一方で、すべての瞬間が同じ強さに見えてしまうことがあります。
そこで使えるのが、異なる身体表現を持つパフォーマーの組み合わせです。
Lassoggy|煙が変化し続ける「流動」
リングが広がり、形が変わり、消えていく。
動いているものを追いかける映像です。
MASAKI|無重力錯覚を生む「流体」
クリスタルパフォーマーMASAKIは、コンタクトジャグリングによってクリスタルボールが宙に浮いているような錯覚を作ります。
水晶玉の反射、指先、滑らかな軌道はマクロ撮影やスローモーションとの相性が高く、煙とは違う「制御された流れ」を映像化できます。
CONRO|回転と速度を見せる「動」
デビルスティックパフォーマーCONROは、世界大会デビルスティック部門優勝の実績を持つパフォーマー。
回転、投げ、キャッチ、スティック同士の衝突音まで映像演出へ利用できます。
速度のあるカットを作りたい場面で強い存在です。
逆立ち超人しゃちほこ|動かないことを武器にする「静」
逆立ち超人しゃちほこは、倒立静止29分55秒をはじめとする逆立ち記録を持つパフォーマーです。
高速回転する道具や流れる煙の後に、完全に止まった身体を置く。
それだけで映像のテンポが変わります。
流動→高速→静止。
異なる技能をつなぐことで、単独の技紹介では作れない映像の起伏を生み出せます。
🎞️ 15秒のSNS動画とブランドムービーでは撮るべき画が違う
同じパフォーマンス素材でも、媒体によって編集設計は変えるべきです。
SNSショート動画
最初の数秒で「何が起きているか」が分かる画を置きます。
巨大な煙のリング。
高速回転。
完全静止。
クリスタルボールの浮遊錯覚。
説明より先に視覚的な異常性を出します。
縦型へ切り出す可能性があるなら、撮影時から演者と技を中央付近へ置くカットも確保しておきます。
ブランドムービー
短尺広告より時間を使えるため、結果だけではなく過程を見せられます。
手を構える。
煙が生まれる。
リングになる。
光が入る。
空間へ広がる。
消える。
この流れ自体をブランドの世界観と重ねられます。
キービジュアル・OOH
動画とは逆に、一枚で意味が伝わる瞬間を選びます。
リングの形が最も整った瞬間。
身体と煙が重なる瞬間。
ブランドカラーの光が最もきれいに入った瞬間。
映像撮影と同時に、静止画として成立するポイントを想定しておくと素材価値が上がります。
📷 撮影現場で先に決めるべき6項目
特殊技能を使うブランド映像では、撮影当日に技を見てから考えるのでは遅い場合があります。
事前に最低限、次の6点を共有します。
1|完成映像で伝えたい感情
未来感なのか。
神秘性なのか。
スピードなのか。
高級感なのか。
驚きなのか。
これによって演目も照明も変わります。
2|必要な画角
全身。
手元。
横。
正面。
真上。
接写。
技によって最も意味が伝わる角度をパフォーマー本人にも確認します。
3|背景と衣装
煙、透明なクリスタル、LED道具などは背景色によって見え方が大きく変わります。
衣装も技の輪郭を邪魔しないか確認します。
4|テイク数
特殊技能は身体や集中力を使います。
難度の高い一回を何十回も繰り返す前提にせず、必要カットと撮影順を整理します。
5|商品との距離
商品を見せる映像なら、パフォーマンスが商品を隠しては意味がありません。
「技が最も映える位置」と「商品が最も映える位置」を同時に探します。
6|二次利用
横型16:9。
縦型9:16。
正方形。
静止画。
Web。
SNS。
イベントスクリーン。
最初から用途を共有しておけば、一回の撮影から使える素材を増やせます。
🛡️ 特殊パフォーマンス広告ほど安全・法令・媒体ルールを先に確認する
パフォーマンス映像では、「画として面白いか」だけでなく、「実施条件として成立するか」が重要です。
特に煙、特殊機材、高所、火気、強い光源などを扱う場合、スタジオや施設側の使用条件、換気、警報設備、機材配置、出演者と撮影スタッフの導線などを事前に確認します。
また、今回アーカイブしているPloom TECH+は加熱式たばこ関連製品です。
日本では成人年齢が18歳へ引き下げられた後も、喫煙可能年齢は20歳のままです。たばこ関連の広告・プロモーションを扱う場合は、一般的な商品広告以上に、年齢制限や媒体規定などを確認する必要があります。
この記事で価値として残したいのは製品の使用方法ではありません。
Lassoggyという特殊技能パフォーマーを、煙・光・カメラによってブランド映像へ変換したクリエイティブの記録です。
🧠 パフォーマーキャスティングは「ジャンル名」ではなく完成画から逆算する
広告会社や映像制作会社から、
「ジャグラーを探しています」
「珍しいパフォーマーはいますか」
という相談を受けた場合、ジャンル名だけで人を選ぶと最適解を逃すことがあります。
必要なのは、
何秒の映像か。
どんなブランドか。
商品は映るのか。
人物を覚えてほしいのか。
技だけを使いたいのか。
高速なのか静かなのか。
明るいのかダークなのか。
国内向けか海外向けか。
という完成形です。
そこで初めて、
煙ならLassoggy。
透明感ならMASAKI。
回転と速度ならCONRO。
静止と身体シルエットならしゃちほこ。
という選択肢が生まれます。
現在の超人プロは、出演者の手配だけでなく、企画内容やブランドイメージからパフォーマーを選び、演出へつなげる専門キャスティングを行っています。
広告・商品PRに身体表現を組み込む現在の展開については、筋肉商品PR・広告クリエイティブ制作もあわせてご覧ください。

🔥 2019年の出演記録を今も残す理由
2019年12月5日から6日。
Ploom公式Instagramで公開された一つのPromotion Movie。
年月だけを見れば過去の仕事です。
しかし、出演実績を「出演しました」で終わらせなければ、そこから現在にも使える専門知識を抽出できます。
煙は光で変わる。
特殊技能はカメラ位置で価値が変わる。
最高難度より、最も強い画が広告では重要になる。
動き続ける技と完全に止まる身体を組み合わせれば、映像に緩急が生まれる。
撮影時から縦型、横型、静止画まで考えれば、一回の出演を複数のメディア資産へ展開できる。
これは2019年だけの話ではありません。
CM、Web動画、SNS広告、ブランドムービー、プロモーション映像を制作する現在にも通用します。
超人プロが長年扱ってきたのは、「珍しい人を集めること」だけではありません。
その人にしかない能力を見つけ、最も強く伝わる場所へ置くこと。
この出演記録も、その歴史の一つです。
🚀 まとめ|煙が消えても、強い映像はブランドの記憶に残る
ベイプトリックの煙は消えます。
リングも数秒後には形を失います。
しかし、その瞬間を正しい光とカメラで捉えれば、映像として残すことができます。
Lassoggyの流動する煙。
MASAKIのクリスタル。
CONROの高速回転。
逆立ち超人しゃちほこの静止。
パフォーマーが持つ特殊技能は、それぞれ異なる映像言語です。
重要なのは、技をただ撮影することではありません。
何を伝えたいブランドなのか。
どんな感情を残したいのか。
どの瞬間が最も強い画なのか。
そこから逆算して、人物、技、光、音、カメラ、編集をつなげる。
2019年のPloom TECH+ Promotion MovieへのLassoggy出演は、超人プロにとって、特殊技能がプロモーション映像のビジュアルそのものになれることを示した出演記録として残します。
💫 CM・Web動画・ブランドムービーへのパフォーマー起用
CM、WebCM、ブランドムービー、MV、SNS広告、企業プロモーションで、筋肉、ジャグリング、逆立ち、アクロバット、スゴ技・神業などの専門パフォーマーを起用したい場合は、ヒーローキャスティングをご覧ください。
「誰を呼べばいいか分からない」という段階でも構いません。
完成映像で、
何を見せたいか。
何を感じさせたいか。
どんな一瞬を残したいか。
そこから逆算して、最適なパフォーマーと演出を組み立てます。
一瞬の特殊技能を、一瞬で消費される技にしない。
本物のパフォーマンスを、ブランドの記憶へ変える。
それが超人プロの映像キャスティングです。
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この記事の執筆・監修
PUSH-UP THE HERO🦾腕立て伏せ専門パーソナルトレーナー/プロ腕立てパフォーマー
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