ジャパンズ・ゴット・タレント挑戦記|腕立て伏せで世界を狙う舞台演出プラン
- PUSH-UP💫THE HERO編集部

- 2022年9月22日
- 読了時間: 13分
更新日:8月16日
腕立て伏せは、筋トレなのか。
競技なのか。
それとも、人を驚かせるショーになれるのか。
私がJapan’s Got Talentへ応募した理由は、この問いに世界規模のステージで答えたかったからです。
2022年、私はJapan’s Got Talentの一次選考用動画へ、PUSH-UP THE HEROのデジタル腕立て伏せマシンを投入しました。
ただ回数を競うのではありません。
高速。
フルレンジ。
ストリクトフォーム。
デジタル計測。
巨大カウント。
そして、腕立て伏せだけで観客を引き込む演出。
「誰でも知っている腕立て伏せ」を、誰も見たことのないショーへ変えることが目的でした。
結果として一次選考突破には至りませんでした。

ジャパンズ・ゴット・タレント応募エントリー動画
しかし、この不通過で終わらせるつもりはありません。
むしろ今振り返ると、当時のプランには改善できる部分がはっきりあります。
記録を見せること。
身体能力を見せること。
珍しいマシンを見せること。
それだけでは、Got Talentで勝ち上がるための「物語」にはまだ足りなかった。
だからこの記事では、単なる応募記録を残すのではなく、次に挑戦するなら何を変えるのかまで設計します。
30秒。
60秒。
100秒。
ステージが進むたびに、同じ腕立て伏せを長くするのではありません。
才能そのものを進化させる。
それが2026年版のPUSH-UP THE HERO × Japan’s Got Talent構想です。
🎭 Japan’s Got Talentとは|2023年に日本初上陸した世界的オーディション
Got Talentは世界各地へ展開されてきたオーディションフォーマットで、日本版「Japan’s Got Talent」はFremantleとSycoから吉本興業へライセンスされ、ABEMAで2023年に日本初開催されました。
ABEMAは当時、Got Talentを世界194の地域で放送され、10億人以上が視聴したオーディション番組として紹介しています。
2023年大会の審査員は浜田雅功、GACKT、山田孝之、広瀬アリス。舞台袖MCをかまいたちが担当しました。
セミファイナルでは、審査員4人のうち3人からYESを得ることで決勝進出候補となり、パフォーマンス中に4人全員がXボタンを押せば強制終了。ゴールデンブザーが押されれば無条件でファイナル進出というGot Talentらしいルールが採用されました。
そしてファイナルは審査員ではなく視聴者投票。
38組のセミファイナリストから8組がファイナルへ進み、Maria Seirenが初代チャンピオンとなりました。
ここから重要なことが分かります。
Got Talentは、単純な技術採点大会ではありません。
数秒で理解できる才能。
もっと見たいと思わせる進化。
最後に投票したくなる人物と物語。
この三つが必要です。
📡 2026年現在|Japan’s Got Talentはどうなっているのか
2026年8月16日時点で、私がABEMA、吉本興業、Fremantleの公開情報を確認した範囲では、Japan’s Got Talent第2シーズンの新規オーディション募集は確認できませんでした。
だからこの記事では、開催が決まっていない大会を「次回大会開催」と断定しません。
一方で、Japan’s Got Talentというブランドが2023年だけで完全に止まったわけでもありません。
2025年9月には大阪・SkyシアターMBSで「JAPAN’S GOT TALENT Presents Superstars Live」が開催され、蛯名健一、セロ、GONZO、MPLUSPLUS DANCERS、望月ゆうさく、高取優耶ら国内外のパフォーマーが出演しました。
ここには大きなヒントがあります。
Got Talentで価値を持つパフォーマンスとは、
オーディションで一度ウケて終わる芸ではなく、ライブステージへ持っていけるショーであること。
私は今、この視点を以前より重要だと考えています。
🔥 なぜ私は腕立て伏せでGot Talentへ挑むのか
歌ではない。
ダンスでもない。
マジックでもない。
ジャグリングでもない。
腕立て伏せです。
だから面白い。
私は筋肉番付、マッスルミュージカルなど身体能力とエンターテインメントが交わる世界を経験し、その後も腕立て伏せを競技、パフォーマンス、計測、演出の対象として追究してきました。
現在の活動は賀出泰崇プロフィールにもまとめています。
腕立て伏せは世界中の人が知っています。
ところが「プロの腕立て伏せショー」と聞いて、完成形を想像できる人はほとんどいない。
私はそこに可能性を感じています。
誰でも知っている。
でも誰も見たことがない。
これはエンターテインメントにおいて強い組み合わせです。
⚡ 当時の47回目標から、30秒50回の世界へ
最初のJapan’s Got Talent応募時に構想していたのは、30秒間で47回以上を目指す高速腕立て伏せでした。
しかし挑戦はその後も続きました。
2026年6月27日、30秒間で50回のフルレンジ×ストリクトフォームを達成。
つまり、次に同じ舞台へ挑戦するなら、以前と同じ「47回を超えたい」というプランではありません。
30秒50回級の実力を、どうショーへ変えるか。
ここから演出を再設計します。
記録が伸びたから数字を3回増やす。
それだけでは進化とは言えません。
身体能力そのものが上がったなら、演出も一段上へ進めます。
🎬 再設計の核心|回数チャレンジを3幕の物語へ変える
今回の新プランでは、
応募動画。
セミファイナル。
ファイナル。
を別々の競技とは考えません。
一本の物語としてつなげます。
テーマは、
HUMAN vs MACHINE
です。
デジタル腕立て伏せマシンは単なる計測装置ではありません。
ステージ上では「対戦相手」にします。
人間がマシンへ挑む。
カウントが上がる。
時間が減る。
フォームが崩れれば数字が止まる。
最後に人間がマシンの基準を突破する。
これなら、腕立て伏せの知識がない海外の観客にも数秒で意味が伝わります。
マシン自体の機能についてはデジタル腕立て伏せマシンレンタルで詳しく紹介しています。
🥇 ACT 1|AUDITION FILM「HUMAN MACHINE 30」
一次動画で一番やってはいけないのは、説明から始めることです。
「私は腕立て伏せ歴何年で……」
「このマシンは……」
から始めない。
最初の3秒で才能を見せます。
暗転。
デジタル表示に、
30 SEC.
TARGET 50.
だけが点灯。
中央に腕立て伏せマシン。
その前で静止するPUSH-UP HERO。
スタート音。
一気に30秒。
余計な演技を入れません。
高速なのに深い。
高速なのに肘が伸びる。
高速なのに身体が一直線。
機械のように同じ軌道を繰り返す。
数字がリアルタイムで上がっていく。
50へ到達。
最終レップのトップポジションで静止。
暗転。
最後に一言だけ。
「腕立て伏せを、世界のショーへ。」
これで終了です。
一次動画で必要なのは全部盛りではありません。
「次を見たい」と思わせること。
30秒はそのための予告編です。
🥈 ACT 2|SEMIFINAL「BEAT THE MACHINE 60」

セミファイナルで一次動画と同じ30秒高速腕立て伏せをもう一度行っても、才能が進化したようには見えません。
そこで60秒へ拡張します。
ただし、「時間が倍になりました」では弱い。
60秒を三つの局面へ分けます。
OPENING|PRECISION
序盤は照明を絞り、フォームを見せます。
身体の一直線。
胸の最下点。
完全ロックアウト。
高速反復なのに美しい。
まず「この人は雑に回数を稼いでいるわけではない」と理解させます。
腕立て伏せ公式競技ルールで重視している判定思想を、説明ではなく身体で見せる局面です。
ACCELERATION|SPEED
中盤から照明と音を加速。
巨大カウンターを主役にします。
観客が、
40。
50。
60。
と自然に数字を追えるようにする。
観客自身がルール説明を聞かなくても、
「どこまで行く?」
という物語へ参加できます。
RED ZONE|SURVIVAL
ラスト10〜15秒で世界観を変えます。
照明を赤へ。
音を心拍や警告音のような緊張感へ。
腕が重くなる。
速度が落ちる。
それでもフォームを崩さない。
ここでは超人的な速さより、
苦しくなってからの人間性
を見せます。
最後まで押し切った瞬間に照明を解放。
一次動画が「能力の発見」なら、セミファイナルは、
能力の証明
です。
🥉 ACT 3|FINAL「THE LAST 100」
ファイナルは100秒。
ここが最も大きく変える部分です。
100秒腕立て伏せを、ただ100秒間見せ続けると長い。
どれだけ高い身体能力でも、映像としては同じ動きが続きます。
だから100回を四章にします。
1〜25|WHITE
純粋なフォーム。
無音に近い空間。
身体そのものを見せる。
26〜50|BLUE
音楽が入り、速度を上げる。
照明と大型カウントを同期。
50回で最初のピーク。
51〜75|RED
疲労領域へ突入。
音を重くする。
ここから「記録」ではなく「耐える人間」を見せる。
76〜100|GOLD
残り25回。
照明をゴールドへ変える。
観客が数字を数えられる構造にします。
90。
91。
92。
ここまで来れば、腕立て伏せを知らない観客でも意味が分かる。
残り10回は巨大表示でカウント。
99。
そして100。
最後のロックアウト。
静止。
照明を全消灯。
一瞬だけ無音。
その後、全面ゴールド。
THE PUSH-UP HERO
ここで初めてタイトルを出します。
ファイナルでは「腕立て伏せが凄い人」から、
一本のショーを完成させたパフォーマー
へ進化させます。
🎩 マジックプッシュアップは「最初」ではなく転換点へ置く
以前は決勝演出として、マジックプッシュアップ、LED、暗転など複数のアイデアを考えていました。
アイデア自体は残します。
ただし全部を同時に入れません。
腕立て伏せの本体より演出の方が目立ったら、才能がぼやけるからです。
マジックプッシュアップを使うなら、100秒本編前ではなく、世界観が変わる短い転換点へ。
LEDを使うなら常時点灯ではなく、ラスト25回だけ。
スポットライトも最初から派手に動かさず、フォームを見せる場面では身体とマシンだけを照らす。
演出は才能を隠すものではなく、才能を拡大するもの。
ここを基準にします。
🎯 審査員参加は「前提」から「オプション」へ変更する
以前の構想には、パフォーマンス後にGACKTさんへマシンへ挑戦してもらう案がありました。
2023年大会では実際にGACKTさんが審査員でした。
しかし次回大会が開催されるとしても、同じ審査員になる保証はありません。
したがって新プランでは、特定人物を前提にしません。
パフォーマンスだけで完成させる。
そのうえで制作側が望めば、
審査員。
MC。
ゲスト。
が30秒チャレンジできる。
この順番にします。
誰かが参加しなくても成立するショー。
参加すればさらに盛り上がるショー。
この方がテレビフォーマットとして強い設計です。
💥 Got Talentで腕立て伏せを成立させる5つの条件
一目で分かる
説明を聞かなければ凄さが分からない才能は不利です。
30秒。
50回。
巨大カウンター。
それだけで状況を伝えます。
正確だから凄い
浅い高速腕立て伏せでは、単純に上下動が速いだけに見える可能性があります。
だからフルレンジとストリクトフォームを守る。
「速い」と「美しい」を同時に見せることが差別化になります。
数字にドラマがある
43回。
44回。
45回。
数字が増えるたびに、観客が結果へ近づいていることを理解できます。
デジタルマシンを使う最大の理由です。
ラウンドごとに進化する
30秒から60秒。
60秒から100秒。
しかし本当に増やすのは時間ではありません。
映像。
照明。
物語。
観客参加。
精神的プレッシャー。
ステージそのものを進化させます。
本人にしかできない
これが最終的には一番重要です。
「誰かが練習すれば同じショーができる」
では弱い。
30年以上腕立て伏せを追究してきた身体。
自ら作った競技思想。
独自のマシン。
筋肉番付から現在まで続く物語。
それら全部を一つにする。
だからPUSH-UP THE HEROになります。
🌍 2025年Superstars Liveから見える「その先」

2025年の「JAPAN’S GOT TALENT Presents Superstars Live」には、America’s Got Talentで優勝経験を持つ蛯名健一をはじめ、セロ、GONZO、MPLUSPLUS DANCERSなど、舞台で成立する強いパフォーマーが集まりました。大阪・SkyシアターMBSで9月20日、21日に開催されています。
これは非常に重要です。
Got Talentを目標にするなら、
「テレビオーディションに受かる芸」
だけを作らない。
イベント。
劇場。
企業ステージ。
海外。
映像。
どこへ持っていっても成立するIPへ育てる。
PUSH-UP THE HEROが目指すべき方向もここです。
私は腕立て伏せをトレーニングから競技へ変えたい。
競技からショーへ変えたい。
そしてショーから、一つの文化へ変えたい。
プロフェッショナル腕立て伏せの美学で追究している「フォーム・スピード・回数・パフォーマンス・心」という考え方も、その延長線上にあります。
🎥 次回オーディション募集が始まったら最初にやること
募集開始のニュースを見てから演技を作り始めるのでは遅い。
30秒版は完成させておく。
60秒版も完成させておく。
100秒版も作る。
真正面。
横。
ワイド。
クローズアップ。
撮影素材も残しておく。
マシンの搬入条件。
ステージ寸法。
電源。
照明。
音響。
安全スペース。
すべて整理しておく。
そうすれば募集要項が発表された瞬間に、
「何をやろうか」
から始めなくていい。
どの完成形を提出するか
から始められます。
オーディションは募集開始日から始まるのではありません。
準備を始めた日から始まっています。
❓ よくある質問
Japan’s Got Talentの第2シーズンは決まっていますか?
2026年8月16日時点で私がABEMA、吉本興業、Fremantleの公開情報を確認した範囲では、新しいシーズンのオーディション募集は確認できませんでした。
そのため本記事では次回開催を確定事項として扱っていません。
Japan’s Got Talentは2023年だけで終了したのですか?
テレビ番組として確認できる日本版本戦は2023年ですが、2025年には「JAPAN’S GOT TALENT Presents Superstars Live」が大阪で開催されています。
2023年大会の優勝者は誰ですか?
男女二つの声域を使い分けるオペラ歌手Maria Seirenです。2023年2月25日のファイナルで初代チャンピオンとなりました。
腕立て伏せだけでGot Talentのショーになりますか?
回数を見せるだけなら体力測定で終わる可能性があります。
しかし、明確なルール、リアルタイムの数字、ストリクトフォーム、速度、照明、音、物語を組み合わせれば、観客が結果を追えるショーへ変えられます。
デジタル腕立て伏せマシンはイベントでも利用できますか?
PUSH-UP THE HEROではデジタル腕立て伏せマシンレンタルを展開しており、腕立て伏せチャレンジ、スポーツイベント、番組企画などへ利用できます。
Got Talent以外でもこの演出は使えますか?
使えます。
むしろGot Talentだけの専用芸にしないことが今回のアップデートの重要点です。
テレビ。
ライブイベント。
スポーツイベント。
企業イベント。
海外ステージ。
どこでも「HUMAN vs MACHINE」という一本の世界観で展開できるパフォーマンスへ育てます。
まとめ|次は「腕立て伏せが凄い人」では終わらない
Japan’s Got Talentへ応募した。
一次選考では通らなかった。
ここで話を終わらせることもできます。
でも、それでは挑戦した意味がない。
なぜ届かなかったのか。
何を変えればもっと強くなるのか。
身体能力はその後どこまで伸びたのか。
演出はどう変えられるのか。
それを考え続けることで、不通過だった動画そのものが次の作品の設計図になります。
30秒。
最初の衝撃。
60秒。
才能の証明。
100秒。
一つの物語の完成。
そしてその先は、Got Talentだけではありません。
ラスベガス。
海外。
テレビ。
イベント。
劇場。
腕立て伏せを見たことのない人はいない。
だからこそ、
見たことのない腕立て伏せを作る。
速いだけではない。
回数が多いだけではない。
筋肉が凄いだけではない。
美しく。
正確に。
異常な速度で。
数字が上がり。
照明が変わり。
観客が最後の一回を待つ。
その瞬間、
腕立て伏せは筋トレではなくなります。
ショーになる。
PUSH-UP THE HEROが次にGot Talentへ挑むなら、目標は「オーディション通過」だけではありません。
腕立て伏せというジャンルそのものを、世界のエンターテインメントへ持っていくこと。
次にステージへ立つときは、その完成形を見せます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――この記事の執筆・監修
PUSH-UP THE HERO🦾腕立て伏せ専門パーソナルトレーナー/プロ腕立てパフォーマー
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