1分間腕立て伏せのギネス世界記録はある?現行種目と旧記録・挑戦方法を解説
更新日:4 日前

「1分間で腕立て伏せを何回できればギネス世界記録?」と調べると、84回、138回、141回など、まるで答えが何通りもあるような数字が出てくる。
答えを決めるのは回数より種目名だ。
掌を床につく通常の腕立て伏せ、低身長区分、拳を使う種目は、それぞれ記録の入口が違う。
2026年10月18日現在、ギネス世界記録の公開ページで確認できる「Most push ups in one minute (male) - SS」は84回。
一方、一般区分の掌を使う「Most push ups in one minute」の現行公開記録ページは確認できない。
かつて記録として扱われた138回は歴史上の数字として読む。
申請可能な種目の最終確認には、ギネス世界記録の申請検索と個別ガイドラインを使う。
種目名を読む。
ルールを読む。
その後で回数を見る。
この順番で、現在のカテゴリー、過去の記録、そして私が目指すフルレンジの60秒競技を整理する。
1分間のギネス世界記録は「ある」のか? まず種目を分ける
ギネスの記録名に「push ups in one minute」が入っていても、それだけで一般のノーマル・プッシュアップを意味しない。末尾の区分と括弧の中の動作までが正式な種目名だ。
公開中の種目名 | 掌で行う一般的な1分間競技との関係 | 掲載記録・達成日 |
Most push ups in one minute (male) - SS | 低身長の分類が付く別区分 | Pratik Mohite、84回、2023年7月30日 |
Most knuckle push ups in one minute (male) | 掌の代わりに拳で支える別動作 | Hiroshi Narushima、141回、2026年4月27日 |
Most push ups (using back of hands) in one minute | 手の甲で支える別動作 | Abdul Latif Mahmoud Saadiq、132回、2009年11月20日 |
Most hand release push ups in one minute (male) | 下降ごとに手を離す別動作 | Sebastian M Nadar、70回、2022年4月23日 |
この表は各ギネス公開ページを2026年10月18日に確認したもの。
特にSSの84回というギネス公式記録を、一般区分の84回として拡散してはいけない。
記録そのものは正真正銘のギネス世界記録だ。
区分が違う。
本人の身長102cmという紹介と、ギネスの障害分類の説明を併せて読めば、SSがshort stature、つまり低身長区分を指すことが分かる。
公式の分類説明は18歳超・147.32cm未満を対象としており、個別種目の申請ページには16歳以上という表示もある。
挑戦資格の細部は、申請後に発行される当該種目のガイドラインで確定させたい。
一般区分の現行タイトルが公開検索に見当たらないことと、「ギネスが正式に廃止を宣言した日付があること」は別の話だ。
ギネス自身も、検索で見つからない種目には未掲載、現在監視していない、現在存在しない場合があると説明している。
だから私は現時点の答えをこう示す。掌を床につく一般区分の1分間最多回数は、ギネスの公開ページで現行記録を確認できない。条件付きの1分間種目は複数存在する。
旧「Most push ups in one minute」はいつ始まり、どこまで追える?
古い記録の歴史を調べるとき、記録達成日、ギネス本への掲載年、記録カテゴリーの終了日を一つにまとめてはいけない。これらは違う日付だ。現在たどれる資料で具体的な氏名と日付が示されているのは、2002年と2004年の138回である。
年月日 | 記録として伝わる内容 | 資料から確定できる範囲 |
2002年5月30日 | 米国のWilliam T. Melloが1分間138回 | 記録掲載団体Recordholders.orgが自団体で検証したと記載 |
2004年2月28日 | カナダのRoy Bergerがオタワで1分間138回 | 同団体がギネスブックに採用された最後の記録と記載。本人紹介にも138回のギネス実績がある |
2023年7月30日 | インドのPratik MohiteがSS区分で84回 | ギネス公式ページに現行の分類付き記録として掲載 |
腕立て伏せ記録一覧を運営するRecordholders.orgは、2004年のRoy Bergerの138回をギネスブックが採用した最後の例と説明する。
Roy Bergerの本人紹介も、1分間138回と1時間3416回を本人のギネス記録として挙げる。
一方、2002年のWilliam T. Melloは同団体の検証情報であり、ギネスによる認定履歴は別途確認が必要だ。
旧カテゴリーの誕生年、ギネスによる正式な終了年月日、過去の全更新履歴を確定できる公開一次資料は、今回確認できなかった。
138回以前から同名の種目があったことと、最後に伝わる達成日が2004年2月28日であることまでを歴史の輪郭とする。
2004年の達成日を制度変更の日付として扱うと、記録の歴史を誤る。
2004年から2026年までは約22年だ。再開を目指すなら、現在の申請窓口で何を提案するかに力を注ぎたい。
199回という数字も見かける。Recordholders.orgの文章は「199回までの申告があった」「高速化して動作の正しさを判定できず、自分たちの一覧には今後掲載しない」という趣旨だ。
同団体による掲載停止の説明を、ギネスによる199回の認定・抹消の説明に置き換えると、歴史そのものが崩れる。
本人の記録。
団体の検証。
ギネスの認定。
この三つを分ければ、ネット上で膨らんだ「何回が世界記録なのか」という混乱はかなり解ける。
腕立て伏せの1時間記録と3396回の挑戦でも、挑戦の回数と公式記録の違いを扱っている。

いま挑戦できる1分間種目で、ノーマルに一番近いものは?
私が「ノーマル」と呼ぶのは、床に両掌と両つま先を置き、身体を一体に保って反復する姿だ。先ほどの四種目なら、動作の見た目が最も近いのはSS区分。掌の接地も保たれる。
ただし参加資格のある区分なので、一般挑戦者がそのまま84回へ挑む種目ではない。
一般区分で掌を床につく既存の1分競技を探すなら、ハンドリリース70回の記録が重要だ。
手を床から離す工程が追加され、動きは通常の連続反復と変わる。
比較の対象としても、新規提案と既存種目をどう区別するかを考える材料としても欠かせない。
どちらも身体を上下させる基本形は近いが、接地面、手首の角度、床から肩までの高さが変わる。
掌で行う138回と、拳で行う141回を横に並べて優劣を決めるには、フォームと判定規則をそろえる工程が要る。
さらに現在は1時間の胸接地腕立て伏せというギネス種目もある。
2026年4月19日にIlja Mazarが2214回を達成した。
胸を深く下ろす方向の種目自体はギネスに存在する。
私の提案の新しさは、一般参加型の60秒または30秒という時間、連続動作の判定、伸展まで含む規則を、同一のパッケージで示すところに置く。
種目名が似ていても競技は違う。
数字が近くてもフォームは同じにならない。
ほかの1分種目と更新履歴を広く見たい人は、ギネス腕立て伏せ種目の記録ガイドへ。ここでは一般の1分間種目をどう明確にするかへ話を進める。

フォームの「1回」はどこで決まる? 回数より判定を先に作る
138回を60秒で行うなら平均で約0.435秒に1回。
拳の141回なら約0.426秒に1回。
競技者として、この速度で胸の深さと肘の伸展を映像の中で一回ずつ判断する審判には、相当に明確な目印が要ると感じる。
拳や手の甲では支点も変わる。
実際の試技映像、当時の個別ガイドライン、計測・採点記録を合わせて各記録の動作を論じるべきだ。
私が許せないのは、肘が十分に曲がらないまま数だけ増える反復と、トップで腕を伸ばし切らないまま進む反復を、深く正確に動く一回と同じ価値で並べることだ。
腕立て伏せ専門家としては、肩や腰の上下運動だけを拾う計測でも、顎だけを目印に触れさせる判定でも足りない。
胸と肘を見なければ、勝負の条件が消える。認定の肩書が付いても、映像に残った浅い可動域は浅いままだ。
胸を下ろす。
腕を伸ばす。
身体の線を守る。
一回は、この往復の完成で決まる。
反復速度が上がるほど、下端だけのスイッチは上端の未完成を見逃しやすい。
機械がカウントした回数をそのまま正式な有効回数にせず、側面と斜め前からの映像と審判で照合する仕組みが要る。
疑わしい反復は動画で位置を特定して無効にする。競技の魅力を守る厳しさだ。
私自身も『筋肉番付』時代に回数とスピードを追ってきた。
昔の自分の高速フォームを、今のフルレンジ基準にかければ厳しい判定になる。
だからこそ、他人のフォームに求める深さと伸展を、自分の挑戦にも同じように課す。
競技者にとって本当に誇れる数字は、判定条件と映像を並べて示せる数字だ。
フォーム論の細部や映像比較は腕立て伏せフォームとギネス記録の検証で掘り下げている。

1分間のフルレンジ競技をギネスに提案するなら、何を決める?
私は掌をつく普通の腕立て伏せを、誰でも同じ条件で挑戦できる60秒のフルレンジ競技として、ギネスの正式種目に育てたい。
かつての「1分間最多回数」を懐かしんで終わるつもりはない。
最高速で動いても有効な一回を検証できるルールを作り、世界中の挑戦者が同じ舞台に立てるようにする。
ギネスの新記録タイトルの審査基準には、測定可能、更新可能、標準化可能、検証可能、一つの変数で評価することなどが並ぶ。
標準化とは、誰でも同じ規則で試せるという意味だ。
学校や家庭で知られる基本動作を採用する。
この普遍性こそ、私が普通の腕立て伏せにこだわる理由だ。
記録を破る難しさと、競技へ入れる公平さは両立する。
そのうえで既存種目との差も明確にする。
ギネスのFAQは、新提案が現行種目と十分に異なるかを審査し、似ている場合は既存記録への挑戦を求める場合があると説明している。
新種目の採否はギネスが決める。既に1時間の胸接地種目が存在する。
私が打ち出すのは、60秒の掌支持・連続フルレンジ・上下二点判定を一つにした競技仕様だ。
私が提出したい60秒競技の骨格
項目 | 提案するルールと判定 |
姿勢 | 両掌と両つま先で支持し、頭から足までの線を維持する |
下降 | 胸の規定部位を床面近くの共通目標まで下ろし、顎や腹だけの接触を除く |
上昇 | 肘を伸ばしたトップまで戻り、そこで一回を確定する |
接地と幅 | 掌の位置、手幅、足幅を事前に定義し、試技中の移動を規定する |
時間 | 開始合図から60秒。完了時刻が60秒内の反復だけを数える |
審査 | 深さ・伸展・姿勢を二方向の動画で確認し、無効反復を別に記録する |
この表は私の提案する競技規則だ。
胸を床上何センチに合わせるか、体格差に応じてどう共通目標を設定するか、機械の使用を認めるか。
こうした細部を試技前に詰める。私の公式競技ルールや計測経験を土台にしながら、ギネスへ提出する版では誰でも再現できる器具条件まで定める。
かつては胸側スイッチを床上114mmに置くクイックマッスル2.0も発想した。
深さを装置でそろえる考え方は、競技設計の一次資産だ。
固定された114mmへの接触だけでは体格差を吸収しきれない。
私はいま、下降だけでなくトップの肘、体幹、反復の完了時刻まで判定する設計で勝負する。
一回の質を定義する。
世界中で再現する。
記録を越えに行く。
これが、20年以上前の138回という数字を、未来の公平な競技へつなぐ方法だ。
30秒案も提出する理由――私自身の50回とイベントへの広がり
60秒は、速度と筋持久力の両方を試す。30秒は一回ごとの切り返し、速さ、フォーム維持がより濃く現れる。
観客には開始から終了までを一目で追いやすく、番組の一コーナー、会場の短い体験枠にも収めやすい。
私は60秒の再構築と並行して、同じフルレンジ規則を使った30秒種目も提案したい。
私の30秒50回の挑戦記録には、2026年6月27日に50回目を29.44秒で完了した経過が残っている。動作を小数まで追った分析値は50.45回で、正式な完了回数は50回。
この数字はPUSH-UP THE HEROのフルレンジ規則による本人の実績だ。
過去のテレビ企画で行った30秒102回とも動作基準が違う。
同じ私の身体でも、規則を変えれば回数の意味が変わる。
当日のスタート映像。
胸の下降地点。
50回目の肘の伸展。
映像とルールを一緒に出せるから、その数字には次の挑戦者へ渡せる価値がある。
50回という到達点の技術や練習の詳細は挑戦記事に譲る。
ここでの焦点は、その試技を誰にでも説明できる共通ルールに変えることだ。
参加型イベントでは、まず各人が今のフォームで一回を理解するところから始める。
初心者が十回、上級者が五十回でも、同じ判定を受けて数字が残る。
番組なら試技前に審査の見本を示し、挑戦中はタイマーと有効回数を見せ、終了後に映像で争点を確認する。
観客が「速かった」だけでなく「どの一回が認められたか」まで分かる競技になる。
私には『筋肉番付』で高速の腕立て伏せを競った経験と、現在のフルレンジ競技を設計・試す現場がある。
プッシュアップアスリートとしての経歴を土台に、自分の挑戦だけでなく、出演者に合う時間と難易度の調整、審査員の共有、映像に映る判定基準まで組み立てられる。
番組とイベントでの筋肉競技監修は、回数の派手さとルールの厳しさを両立させる仕事だ。腕立て伏せ専門プロデューサーとして、挑戦企画の設計も受けている。
読者が「何回できる?」を試す前に決める三つの条件
記録への興味から実際に動く人へ、私ならまず三つを確認する。
どのカテゴリーで測るか。
何を有効な一回とするか。
自分のフォームが疲労でどこから変わるか。
これを決めれば、初回の記録が次回の練習にもつながる。
第一に、掌、拳、手の甲、ハンドリリースを混ぜない。
掌で測った回数は掌の系列だけで比較する。
SSなどの分類を持つ公式記録も、その資格とルールの中で尊重する。
家庭での練習記録をギネス公式記録と並べたいときは、申請した正式種目のガイドラインを読んでから挑戦する。
第二に、最初の五回を横から撮る。
胸の下降、肘の伸展、腰の位置が一目で分かる角度を選ぶ。
三十秒後の五回も同じ位置から撮れば、序盤と終盤で可動域がどう変わったか確認できる。
第三に、挑戦後は「できた回数」と「有効な回数」を分ける。
例えば実際に腕を45回動かしても、深さ不足が五回なら有効回数は40回だ。
体力を伸ばす前に、無効だった五回の共通点を拾う。
下降で止まる人には動作の深さ、トップで肘が甘くなる人には伸展と姿勢維持を優先する。
ここが個別指導の価値だ。数字の増減だけでは見えない課題を、一回ごとの映像で特定できる。腕立て伏せ専門パーソナルトレーニングでは、本人の現在の動きを見て、狙う記録とフォームに合わせた練習を組む。
完了回数を数える。
無効の理由を記録する。
次回の一回を改善する。
高回数へ急ぐ人ほど、この順番を守ってほしい。
まとめ|1分間の「世界一」は、全員が同じ一回を競ってこそ
2026年10月18日に公開ページで確認できる答えは明快だ。
SSの84回は低身長区分。
拳の141回、手の甲の132回、ハンドリリースの70回は、それぞれ動作の異なる1分間種目。
旧一般区分の138回は2004年の歴史として伝わり、掌を使う一般区分の現行公開記録は確認できない。
だから私は、掌で行う連続60秒のフルレンジ腕立て伏せを、誰でも同じ規則で挑める舞台にしたい。胸を深く下ろし、肘を伸ばし切り、体幹を保って一回を完成させる。
30秒案も同じ厳しさで試す。一回の価値から世界記録を組み直す。
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🧠ARTICLE COMPLETE🦾
🆕KNOW|種目と記録を理解する
読んだ知識を、次の挑戦へ。
ギネスの公開記録は達成日と掲載日が違うことがある。挑戦前には正式名称、区分、応募資格、個別ガイドラインを確認する。1分間以外の種目も調べたい人は、ギネス世界記録の腕立て伏せ記事一覧からテーマ別にたどってほしい。
🆙 TRAIN|正しい一回を速くする
腕立て伏せを、専門的に鍛える。
パーソナルトレーニングでは、身体の一直線、胸の下降、肘の伸展を動画と実動作でそろえ、失速する位置から練習を設計する。30秒と60秒で課題が違う人には、それぞれの時間に合わせてフォームとペースを組む。
🆚 MEASURE|測って競う
腕立て伏せを、記録挑戦へ。
計測・記録挑戦では、制限時間、判定基準、無効反復を試技前に公開する。友人との対決からイベントのステージまで、数字がその場で伝わる競技にできる。腕立て伏せフォーム診断・能力測定では、一回の質と現在地を確認する入口を案内している。








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