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ハイプランク腕立て伏せのやり方|保持から反復へつなぐ体幹と加重の実践方法

2023年2月17日
読了時間: 15分

更新日:7 分前

ハイプランク腕立て伏せのやり方|保持から反復へつなぐ体幹と加重の実践方法

ハイプランクで身体を支えた直後、そのまま腕立て伏せに移る。

静止中は保てた姿勢が、一回目の下降や押し上げで変わる人にとって、両者をつなぐ練習は課題をはっきりさせます。


私が取り入れてきたのは、ハイプランクの後に腕立て伏せを行う「ハイプランク腕立て伏せ」です。


一定時間を支えた後も、手と足の位置を変えずに胸を下ろし、トップまで押し返す。

この記事では、その組み方、負荷の調整、加重を使う判断を、実践例とともに解説します。


保持する。

押す。

もう一度、同じ形に戻る。


ハイプランク腕立て伏せは、何を鍛えるメニューか

ハイプランクは、手のひらとつま先で身体を支え、肘を伸ばした腕立て伏せのトップ姿勢です。そこから手足の位置を保ったまま肘を曲げて押し返すと、「支える」と「動かす」を同じセット内で練習できます。


この種目で確かめたいのは、静止を続けた後にも、普段と同じ深さ、肘の伸び、呼吸で反復できるかです。

押し返せても胸が浅くなるなら、腕の出力と可動域が課題です。

胸は下ろせても腰が先に上がるなら、下降から上昇へ移る間の身体の使い方を見直します。


静止中は関節の角度が大きく変わらず、胸を下ろすと肘と肩が動きます。

切り替えで必要な仕事が変わるため、トップで長く耐えられる人も、押し返す一回は別に確かめます。


普段の腕立て伏せが五回なら、保持後も同じ五回を目指す前に、最初の一回を通常の一回と比べてください。

私がいう「鬼の体幹」は、じっと耐える長さだけを指しません。

支えた後に押し、押した後にまた身体を支える力です。


同じ姿勢へ戻るところまでを一回の仕事として扱います。

開始の姿勢を作る。

疲労したまま押す。

最後のトップをそろえる。


ハイプランクとロープランクの違いや基本姿勢を詳しく知りたい人は、それぞれの支持姿勢を比較した解説を参照してください。


本稿では、ハイプランクと腕立て伏せを続けて行う一つのセットに集中します。

比較の条件は自分で固定します。

手を肩幅程度に置き、足幅を決め、胸の目標位置を定める。


保持が終わった途端に足を大きく開いたり、手を前へ動かしたりすると、切り替えの結果を読み取りにくくなります。


足幅を広げた練習にも意味はありますが、その日は最初から最後まで同じ幅にそろえましょう。

疲労によって腕立て伏せの仕事が変わることは、実験でも観察されています。


腕立て伏せ中の疲労と筋活動を測った研究では、健康な若年男性18人が膝つき腕立て伏せを一定のテンポで限界まで三セット行い、胸と上腕三頭筋の筋電図と反復数を記録しました。


セットが進むにつれて反復数は減り、筋電図の活動も変化しました。

条件は膝つき反復であり、ここで扱うハイプランク保持からの移行とは異なります。

私のメニューの価値は、各自が保持後の一回を同じ条件で再現できるかを確認して判断します。


最初のセットは、保持と反復をどうつなぐか

まず、単独の腕立て伏せで同じ深さを数回保てる負荷を選びます。

床での反復が難しければ、動かない丈夫な台に手を置き、台の高さを固定します。


手とつま先が滑らず、肩と手首が痛まない接地面を選んでください。床とマットの選び方は、掌と足先の両方を確認する際に役立ちます。


出発点は、ハイプランクを10〜20秒保ち、続けて腕立て伏せを1〜3回。

これは私が練習を組む際の開始例です。

保持の終了時にも余裕があり、続く反復の深さを変えずに行える時間と回数へ調整します。セット間は呼吸と支持力が戻るまで休み、合計2〜3セットを試します。


床で腕立て伏せが一回できる人でも、保持を足すと同じ一回が急に重く感じられます。

最初は腕立て伏せを一回だけにして、静止前の単独の一回と深さを比べる形で十分です。

自分の最大回数をセットの目標にせず、保持後にも制御できる回数を探してください。

手の位置を決める。

予定した秒数を保つ。

足を動かさず下降する。

押し上げて元のトップへ戻る。


トップへ戻ったら、肘を伸ばした位置で一呼吸します。

胸だけが先に上がる、骨盤だけが先に上がる、つま先がずれる。

こうした変化が出たら、そのセットは直前の一回を最後にします。


残りの予定回数より、再現できた一回を記録します。

保持中に胸の下へ手を引き込もうとすると、切り替えの直前に手の位置が変わります。

掌は床を押し続け、肘を曲げる直前に肩を持ち上げたり、骨盤を引いたりせず、全身を一緒に下降させます。

手を置いた場所に小さな目印をつけておくと、開始と終了の位置を比べやすくなります。


一回ごとにトップで止まる時間をそろえる方法もあります。

保持後の一回目だけ丁寧で、二回目から身体を投げ出す人には、トップで一呼吸してから次へ進む形が合います。


止まるたびに肩がすくむ人なら、その場で回数を増やさず、まず一回の往復を完成させます。

台を使うときは、保持と反復の途中で台の縁を握り直したり、つま先を前へ歩かせたりせずに続けます。


壁で練習するときも、壁から足までの距離を同じにします。

手の高さだけを変えて実施した二つのセットを同じ記録として比べないことが、練習の選択を正確にします。


息を止め続けて時間を稼ぐと、移行後の一回で呼吸が乱れます。

保持中は静かに呼吸し、下ろす局面で吸い、押し返す局面で吐く。


苦しいときほど、開始時と同じ呼吸の流れを守ります。腕立て伏せの呼吸の使い分けには、動作速度との合わせ方を詳しくまとめています。


ハイプランクを支える女性と、時間・回数・加重から一つを選ぶ調整ダイヤル。

負荷を上げる順番は、時間・回数・加重のどれか

最初に増やす項目は一つです。保持時間、反復回数、手の高さ、重りを一度に変えると、次のセットで何が効いたか分からなくなります。自重で同じ形を作り、必要になってから加重へ進みます。

現在の状態

次の調整

確認すること

保持中に肩や腰の位置が変わる

時間を短くする、または手を高くする

保持の終わりに反復へ移れるか

保持は安定し、最初の一回で押し返せない

手を高くする、単独の腕立て伏せも練習する

同じ深さでトップまで戻れるか

一回目はそろい、後半だけ浅くなる

反復回数を一回減らす

全レップの胸の到達位置がそろうか

全セットを同じ形で終えられる

次回、一項目だけ少し増やす

変更前と同じ可動域・接地条件か

手を高くしたら、保持と反復の両方で同じ高さを使います。

初心者向けの負荷選びと四週間の練習では、壁・固定台・床の使い分けを扱っています。


膝つきで行う場合も、保持から反復まで膝の支持をそろえましょう。

どちらの形で練習したかを記録しておくと、前回との比較ができます。

保持を伸ばす日は、反復回数を据え置く。

回数を増やす日は、保持時間を据え置く。

台を低くする日は、秒数も回数も据え置く。

私なら、次のセットで胸の深さとトップがそろうことを進級条件にします。


保持を長くして押す一回が浅くなった場合は、次回の保持時間を戻します。

腕立て伏せ自体の可動域と強度を調整したい人には、傾斜角度と動作速度による負荷調整が参考になります。


例えば、固定台で15秒の保持と三回の反復を二セット行い、両セットとも胸が同じ位置まで下がったとします。

次回は保持を20秒にして三回を維持する。


二セット目の三回目だけ浅くなったら、さらに延長せず15秒へ戻すか、二回でそろえる。

これは記録を「長い・多い」だけで見ないための調整例です。


反復の数を増やすときも、二回から三回へ進める日に、静止は前回と同じ長さを使います。三回目だけ苦しくても姿勢と可動域がそろうなら、その回数で次の練習を重ねます。

三回目で腕が止まるなら、前回の二回を自分の基準として続けましょう。


一方、15秒の保持後に一回目から押し返せないなら、時間を五秒削っても反復が成立するか試します。


なお押せなければ台を高くし、まず単独の反復を数回行います。保持の力と押し返す力を分けて確かめると、その日、どちらを主練習に置くかが決まります。


私が行った「5kg・120秒」から、何を学ぶか

私は、5kgのウェイトベストを腰側に装着し、腕を伸ばしたハイプランクを120秒続けてから、終盤に約10回の腕立て伏せへ移る練習を行いました。


腹部と腰の位置を保ったまま動作へつなぐための、自分自身の実践です。

賀出泰崇のプロフィールには、腕立て伏せを専門に活動してきた経歴を掲載しています。


この経験から、保持の最後に何回押せるかより、静止から下降へ切り替えた瞬間にどこへ負荷が逃げるかを重視しています。


手のひらの圧が片側へ寄る。肩がすくむ。

下ろすときにベストがずれる。

いずれも重りを増やす前にセットの設計を見直す合図です。


加重は、床での保持と反復を複数セットそろえて行える人に使います。

身体に密着して固定でき、動いても左右へ揺れないベストを選びます。

重りが胸の可動域を塞ぐ位置、呼吸を妨げる締め付け、腰を反らせて支える姿勢になったら、その日の加重を下げます。


荷重を足した日は、保持だけでなく一回目の下降も確認します。

重りが背中の上側にあれば肩と手へ、下側にあれば腰と骨盤へ、体感する負担の現れ方が変わります。


製品が想定する着用方法を確認し、上下の位置を変えたときは別の条件として記録します。胸に触れる厚みが増えれば、同じ床でも胸の到達位置が変わります。

重りが動かない。

息が通る。

最後の一回も同じ深さで押せる。


この三点を、重さの数字より先に確認します。

腰へ集中させると力のかかり方も変わります。

私の装着位置を全員の標準にはせず、着用する製品の仕様と身体の動きを合わせて確かめてください。


プレート、ダンベル、飲料容器、米袋のような固定しにくい物を背中や腰へ載せる方法は、動作の途中で位置が変わります。

加重の詳しい始め方はウエイトジャケットを使う腕立て伏せへ譲ります。


私の120秒と約10回は、私が試した一例です。初めてこの組み合わせを行う人は、自重で短い保持と少ない反復から始め、翌日の肩・手首・腰の状態も確認して、次回の量を決めます。


加重で姿勢が早く崩れたとき、重りを固定し直して同じ重さを繰り返す前に、自重へ戻して一セット行います。自重でも崩れるなら、その日は蓄積した疲労に合わせて終了する。


自重ではそろうなら、重りの固定位置や重さが調整点です。比較する順番を決めると、闇雲に重量を増やさずに済みます。


負荷を上げたい上級者も、ベストを着ける時間だけ伸ばして反復の質を落とすより、同じ重量と時間で二セット目までそろうかを見ます。

静止の長さと加重は、どちらも手首と肩が支える時間に影響します。


前回より重くする日は時間を据え置き、長くする日は重量を据え置く。身体への要求が変わった理由を一つに絞れます。


うまく押せないとき、どこを調整するか

一回目から押せない人は、保持で押す力まで使い切っています。

保持を短くしたセットを作り、単独の腕立て伏せが安定してできるかを先に確かめます。


床でまだ一回も成立しない人は、FIRST REPの段階練習に沿って固定台や壁から始め、十分な押し返しを身に付けてください。


反復の途中から深さが浅くなる人は、その手前の回数でセットを区切ります。

例えば三回目まで胸の到達位置がそろい、四回目だけ浅くなるなら、次回は三回を基準にします。深さを守った三回を続けてそろえたら、一回増やして確かめます。


肩に力が集中する人は、手幅、肘の軌道、床を押す方向を見直します。

保持の段階から肩が耳に寄るなら、手の高さや保持時間を調整します。

腕立て伏せで動かせる関節の範囲は人によって異なり、手幅と手の角度の解説を参考に、肩と手首が動きやすい幅を選べます。


「腹筋が弱いから」と決めつける前に、最初の腕立て伏せを単独で一回行ってみます。

単独でも同じ場所で崩れるなら、その動作の負荷設定が先です。

単独ではそろうのに保持後だけ崩れるなら、静止の時間を短くし、支持の疲労を残した状態で一回を成立させます。

原因に合わせた調整なら、補助メニューが主練習の妨げにもなりません。


腰が反る人は、最初の支持位置へ戻り、腹部と臀部に力を入れたまま一回だけ押します。

静止中はまっすぐでも、下降の途中で腹部が落ちるなら、反復する条件を軽くします。


崩れ始める局面の見つけ方や体幹ラインの修正は、腕立て伏せの安定性を高める方法で詳しく解説しています。


手首、肩、腰に鋭い痛みが出たらその場で終了します。痛みのある支持を繰り返す代わりに、手を高くするなど条件を変え、必要なら医療職へ相談してください。

接地面と支持角度の選び直しは、次回の練習を続けるための調整です。


一週間の中で、どこに入れるか

このメニューは、腕立て伏せの前に短く入れる日と、主練習の後に補助として入れる日で負荷が変わります。


反復回数の伸びを主目的にする日は、通常の腕立て伏せを先に行い、余裕がある量で保持と反復のセットを追加します。

切り替え動作をその日の中心にするなら、十分に身体を温めてから早い段階で行います。


例として、通常の腕立て伏せを週二回行う人なら、一回目は軽い保持から少ない反復を練習し、二回目は通常の反復を優先します。


翌日まで手首や肩に違和感が残る場合は、次の回のセット数、保持時間、支持方法を変えます。全身のメニューを組みたい人は、WORKOUT DECKの目的別メニューで、主練習と補助種目の配置を確認できます。


最初の週は、同じ条件のセットを二回分残します。

次の週に変える項目は、最も安定した日の一項目だけ。筋肉や関節に疲れが残る週は、同じメニューを増やすより、余力を残して一回を整えます。

練習の間隔は、直前のセットの疲れがどの程度残っているかで決めてください。


通常の腕立て伏せが主練習の日には、ハイプランク保持で腕を先に疲れさせる必要はありません。短い保持で手と肩の位置を確認し、予定した反復へ進む。


保持から反復への移行そのものが課題の日には、このメニューをメインに置き、通常の反復量を抑える。


練習の順番を目的に合わせれば、同じ種目を使っても評価したい能力が明確になります。

メニューを選ぶ。

同じ条件で一度実行する。

結果に合わせて一つだけ変える。

毎回記録するのは、保持した秒数だけでは足りません。


手を置いた高さ、反復数、すべての反復で守れた深さ、痛みの有無を一緒に残します。

条件が変われば記録の意味も変わるため、同じ条件のセット同士を比べます。


体力試験や競技を目指す人は、トレーニング総合ガイドで目的に沿った主練習の作り方を確認してください。

成果の見方も目的で変えます。


腕立て伏せを始めた人なら、固定台での保持から一回を安定して行えたか。

床で数回できる人なら、保持後の三回目まで胸の深さを保てたか。

加重を使う人なら、自重の同じ条件と比べて重りが動いていないか。

先に評価点を決めておけば、今日は保持を増やす日か、通常の腕立て伏せを丁寧に重ねる日か選べます。


記録が伸びたときも、何が伸びたかを分けます。保持時間が増えたのか、保持後に押せる回数が増えたのか、同じ回数でも胸を深く下ろせるようになったのか。


例えば以前は20秒の保持後に三回目だけ浅く、今は三回とも同じ深さなら、時間も回数も変わらなくても練習の質は上がっています。


長い保持が得意になった後、腕立て伏せの通常セットも同じ深さでできるか別日に確かめます。保持から反復へのセットと、反復だけのセットを混ぜて記録すると、どちらが伸びたか分かりません。二種類を分けて記録すれば、補助メニューを続ける判断も明確になります。


腕立て伏せを横から撮影し、胸の深さと肩から踵までのラインを確認する姿。

静止後の一回を、どう評価するか

一人で行うなら、横から見える位置にスマートフォンを固定し、保持の最後と反復の最初を続けて撮ります。

手や足が画面から切れると、支持点を変えたか確かめられません。

少し斜め前からの映像もあれば、左右の腕で同じように押しているかを見やすくなります。


判定する点は、腕立て伏せの回数より先に決めます。

最初の一回と最後の一回で胸が同じ位置へ下がるか。

押し上げたときに肘と身体の高さがそろうか。

呼吸を続けられるか。

自分の狙う基準を固定してから、保持時間や回数を変えます。


記録には「保持20秒/固定台の高さ/反復三回」のように条件を書き、その下に「三回とも同じ深さ」または「三回目だけ浅い」と結果を残します。


次回は同じ高さで再試行する。変えると決めた一項目を記録の先頭へ書く。

短いメモでも、負荷の変化と動きの変化を結び付けられます。


専門家が横から見ると、押し始めに肘が止まるのか、肩が先に上がるのか、骨盤の位置が変わるのかを、その場で分けて確認できます。


同じ「最後の一回が崩れる」でも、必要なのが台の高さなのか、保持時間なのか、手幅なのかで、次回の練習は変わります。

支持点は同じか。

下降の深さは同じか。

最後のトップはそろうか。

自分で崩れた原因を切り分けにくいときは、PUSH-UP THE HERO TESTING LABのフォーム評価で動画から課題を整理できます。


腕立て伏せ専門パーソナルトレーニングでは、保持時間を増やす前に押す力、支持、可動域のどれを優先するかを個別に見ます。

練習する順番が決まると、次のセットを自分でも組み直せます。


静止後の一回をそろえることから始めましょう。次に二回、三回と同じ形を重ねる。加重へ進む日は、その積み重ねを崩さない負荷を選びます。

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